人工骨頭置換術における前外側アプローチ(ALS)と前方アプローチ(DAA)の比較

  • 徳本 寛人
    霧島市立医師会医療センター
  • 泉 俊彦
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座整形外科学
  • 高野 純
    恒心会おぐら病院
  • 山下 芳隆
    霧島市立医師会医療センター
  • 永野 聡
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座整形外科学
  • 小宮 節郎
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座整形外科学

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説明

当院における大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術において,前外側アプローチ(ALS)と前方アプローチ(DAA)の短期成績を比較検討した.2014年5月から2015年2月までに人工骨頭置換術を行ったALS群13例とDAA群8例に対して手術時間,術中出血量,下肢伸展挙上(SLR)獲得時期,合併症について比較した.手術時間はALS群59.5分,DAA群54.5分,術中出血量はALS群99.2ml,DAA群81.9ml,入院中SLR獲得者はALS5例,DAA5例で獲得時期はALS6.0日,DAA8.2日,合併症はDAA群で1例に外側大腿皮神経障害を認めた.人工骨頭置換術において両群間の短期成績に有意差を認めなかった.

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