脛骨骨幹部遠位1/3骨折に同レベルでの腓骨骨折を合併した症例に対する治療経験
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脛骨骨幹部遠位1/3骨折に同レベルでの腓骨骨折を合併した症例に対し脛骨髄内釘を用いて骨接合術を行い,術後1年以上経過観察できた6例をX線学的に検討した.対象は男性4名,女性2名で,平均年齢は52.8歳であった.腓骨骨折に対しては全例で観血的整復内固定は行わず,1例でK-Wireによる髄内固定のみ行っていた.手術直後と最終観察時のX線学的計測ではA-P mortise angleの差は平均1.7°,Lateral mortise angleの差は平均1.3°であった.6例中開放骨折の1例で脛骨感染性偽関節となり再手術を必要としたが,最終的には全例で骨癒合した.脛骨骨幹部遠位1/3骨折に同レベルでの腓骨骨折を合併した症例で脛骨髄内釘を用いて骨接合を行った.腓骨の観血的整復内固定は施行しなかったが,大きな矯正損失はなかった.
Journal
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- Orthopedics & Traumatology
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Orthopedics & Traumatology 63 (4), 784-787, 2014
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679918583296
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- NII Article ID
- 130004704796
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed