書誌事項
- タイトル別名
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- Insecticidal effect of diflubenzuron against cockroaches
- ゴキブリに対するジフルベンズロンの効果〔英文〕
- ゴキブリ ニ タイスル ジフルベンズロン ノ コウカ エイブン
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説明
昆虫脱皮阻害物質のジフルベンズロン(デミリン[○!R])によるゴキブリ防除の可能性を評価するために室内実験を行った。25%水和剤を水でうすめた20ppm液に浸し乾燥させたろ紙を休息場所とすると, チャバネゴキブリ1齢幼虫は脱皮異常を起こし100%死亡した。一方, 実験動物用粉末飼料に100ppm相当混合して与えても100%の死亡率は得られなかった。休息場所処理の効果は, ワモンゴキブリ1齢幼虫, チャバネゴキブリ終齢幼虫でも示された。チャバネゴキブリ終齢幼虫に対し, 1頭あたり2.5μgのトピカルアプリケーションで♂76%, ♀62%が死亡した。26℃で経過させたワモンゴキブリの1齢幼虫では脱皮4日前, チャバネゴキブリ終齢幼虫では脱皮3∿6日前が最も感受性が高く, その時期に処理ろ紙を1日与えるだけで後日100%の死亡が起こった。成虫は500ppm液によるろ紙処理でも死亡せず, 卵鞘の生成も阻害されなかったが, その卵鞘からは幼虫がふ化しなかった。経済性次第で本化合物の利用検討が考えられる。
収録刊行物
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- 衛生動物
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衛生動物 39 (1), 19-25, 1988
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679920104832
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- NII論文ID
- 110003817339
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- NII書誌ID
- AN00021948
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- ISSN
- 21855609
- 04247086
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- NDL書誌ID
- 3174514
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可