尿道から排出されたハエ幼虫

書誌事項

タイトル別名
  • A case report, human urethral myiasis of fly larva
  • ニョウドウ カラ ハイシュツ サレタ ハエ ヨウチュウ

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説明

1) 1961年8月22日から8月27日の間に3回にわたり計8匹のハエ幼虫が男子尿道より排出された.2) 第2回目排出の2虫体を同定した結果, その虫体は3.4〜4.8mm長の3齢幼虫で, Sarcophaga septentrionalisかS. similisの何れかに該当し, 多分S. septentrionalisと思われる.3) 今回のハエ幼虫感染径路は恐らく汚染された陰茎かその付近に産下された1齢幼虫のうち若干のものが外尿道口から侵入し, 尿道内で発育した幼虫が3回にわたり尿中に排出されたと推察される.

収録刊行物

  • 衛生動物

    衛生動物 13 (1), 19-22, 1962

    日本衛生動物学会

被引用文献 (1)*注記

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