-
- 辻 秀明
- 神戸大学医学部産科婦人科学教室
書誌事項
- タイトル別名
-
- Studies on the Significance of Telecobalt Irradiation for the Pelvic Lymph Nodes in the Patients with Cancer of the Cervix Uteri
- シキュウケイガン カンジャ ニ オケル コツバン ナイ リンパセツ ニ オヨボス テレコバルト ショウシャ ノ イギ ニ カンスル ケンキュウ
この論文をさがす
説明
子宮頸癌患者104例にテレコバルト術前照射を行ない, 摘出リンパ節について, 組織学的, 臨床的検索を行なつた.<br>リンパ節転移巣の組織学的変化:2000R~4000R照射例では癌細胞の核濃縮, 膨化, 核膜および核質の溶解, 細胞質の空胞変性, 癌細胞の筋壊が軽度または中等度に, 5000R照射例ではほとんどの癌細胞が崩壊し, 間質結合綴が増殖して転移巣の修復がみられる.<br>リンパ節転移頻度1照射線量の増加に従つて減少する傾向がみられ, 特に5000R照射例の転移率はII期癌9.1%, III期癌25.0%で, 非照射例のII期癌21.6%, III期癌60.0%と比較して著減している. 転移率の低下は微小転移巣が破壊, 消失する結果であると考えられ, この仮説は推計学的に有意である.
収録刊行物
-
- 産婦人科の進歩
-
産婦人科の進歩 20 (4), 293-301, 1968
近畿産科婦人科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679922268032
-
- NII論文ID
- 130004187466
-
- NII書誌ID
- AN00099490
-
- ISSN
- 13476742
- 03708446
-
- NDL書誌ID
- 8227738
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可