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- 池庄司 敏明
- 横浜市立大学医学部寄生虫学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Overcrowding factors of Chironomid larvae
- ユスリカ幼虫の過密度要因〔英文〕
- ユスリカ ヨウチュウ ノ カミツド ヨウイン エイブン
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説明
生物集団は過密度条件下で, それぞれ種個有の自己個体数抑制機構を持っている。著者は, 先に蚊幼虫の過密度要因を発見し, その化学構造を明らかにし, 生理学的特性について推論した。本報は, ユスリカ幼虫集団について, 同様な過密度要因が存在することを報告する。すなわち, 一定の飼育容器底面積当りのユスリカ幼虫密度を変えたり, 一定数幼虫当りの容器底面積を変えることによって, 幼虫は過密度条件下で, 自己集団の死亡率を高め, 羽化時期を遅らせることを示した。また, この条件づけられた水は, 次世代の幼虫に同様な毒性, 生育抑制効果をもたらした。各幼虫密度飼育で成虫羽化率のプロビットは, 羽化に要する日数の対数に対して正規分布した。
収録刊行物
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- 衛生動物
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衛生動物 24 (2), 149-153, 1973
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679922711168
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- NII論文ID
- 110003814774
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- NII書誌ID
- AN00021948
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- ISSN
- 21855609
- 04247086
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- NDL書誌ID
- 7501269
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可