プロピオン酸フルチカゾン小児用点鼻液(小児用フルナーゼ点鼻液25)の第III相臨床試験  小児通年性アレルギー性鼻炎に対する小児専用点鼻液を用いたプロピオン酸フルチカゾンとプロピオン酸ベクロメタゾンエアゾール剤との比較検討

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  • 小児通年性アレルギー性鼻炎に対する小児専用点鼻液を用いたプロピオン酸フルチカゾンとプロピオン酸ベクロメタゾンエアゾール剤との比較検討

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プロピオン酸フルチカゾン (FP) 小児用点鼻液の有効性および安全性を検討するために, プロピオン酸ベクロメタゾン (BDP) エアゾールを対照薬として比較検討した。5歳以上15歳未満の通年性アレルギー性鼻炎患児を対象にプロピオン酸フルチカゾン点鼻液は1回25μg, 各鼻腔1噴霧を1日2回, プロピオン酸ベクロメタゾンエアゾールは1回50μg, 各鼻腔1噴霧を1日2回, それぞれ14日間投与した。プロピオン酸フルチカゾン点鼻液とプロピオン酸ベクロメタゾンエアゾールはほぼ同等の治療効果を示し, 安全性も問題は認められなかった。規定時間内に採血された患児の血中コルチゾール値も治療前後で異常変動は認められなかった。以上の結果より, プロピオン酸フルチカゾン小児用点鼻液は小児アレルギー性鼻炎患者に対し有効かつ安全に使用できることが示された。

Journal

  • JIBI INKOKA TEMBO

    JIBI INKOKA TEMBO 45 (6), 503-516, 2002

    Society of Oto-rhino-laryngology Tokyo

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