日本の喘息児におけるゴキブリアレルゲンに対する感作状況

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タイトル別名
  • SENSITIZATION TO COCKROACH ALLERGENS OF ASTHMA PATIENTS IN JAPAN

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説明

クロゴキブリアレルゲンに対する感作状況を調べるため, 喘息児171名のゴキブリに対する IgE抗体陽性率と家庭内のゴキブリ主要アレルゲン量を測定した. 喘息児171名のクロゴキブリおよびチャバネゴキブリとダニに対する IgE抗体をCAP法で調べたところ, 喘息児の特異IgE陽性率はクロゴキブリ16%, チャバネゴキブリ9.9%とダニ85%に比べ, 低かった. ゴキブリアレルゲンは10軒中8軒にみられた. 居間, 台所, 寝具のゴミ中のゴキブリアレルゲンは台所で最も高かったが, いずれの場所でもダニアレルゲンに比べ, 低かった.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 43 (11), 1309-1315, 1994

    一般社団法人 日本アレルギー学会

被引用文献 (10)*注記

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