喘息患者に対するプロピオン酸フルチカゾンの喘息エピソードに関する医療経済的検討 : F_-luticasone IN__-vestigation of A_-sthma E_-pisode (FINE) studyより
-
- 宮本 昭正
- 日本臨床アレルギー研究所:JASCOM (J_-apan AS__-thma and CO__-PD M_-anagement Forum)医療経済検討委員会
-
- 森田 寛
- お茶の水女子大学保健管理センター:JASCOM (J_-apan AS__-thma and CO__-PD M_-anagement Forum)医療経済検討委員会
-
- 田村 弦
- 東北大学病院感染症・呼吸器内科:JASCOM (J_-apan AS__-thma and CO__-PD M_-anagement Forum)医療経済検討委員会
-
- 東田 有智
- 近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科:JASCOM (J_-apan AS__-thma and CO__-PD M_-anagement Forum)医療経済検討委員会
-
- 荒川 一郎
- 日本大学薬学部薬事管理学研究室
-
- 白神 誠
- 日本大学薬学部薬事管理学研究室
書誌事項
- タイトル別名
-
- COST-EFFECTIVENESS OF FLUTICASONE PROPIONATE FOR ASTHMA EPISODES IN JAPANESE PATIENTS WITH ASTHMA : Fluticasone INvestigation of Asthma Episode (FINE) Study
- ゼンソク カンジャ ニ タイスル プロピオンサン フルチカゾン ノ ゼンソク エピソード ニ カンスル イリョウ ケイザイテキ ケントウ Fluticasone INvestigation of Asthma Episode FINE study ヨリ
この論文をさがす
抄録
【目的】喘息による入院,救急外来への受診,予定外受診,あるいは欠勤・欠席の状態(喘息エピソード)に対するプロピオン酸フルチカゾン(FP)の医療経済的検討を行った.【方法】FP使用前後6カ月の喘息エピソードデータを,FPの調査(FINE study)結果から用いた.なお,医療費はマクロ費用推計法を,労働損失は人的資本法を用いてそれぞれ推計した.【結果】898例についてFP使用前後の比較を行った結果,FPの使用開始やロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)の新規使用のため,薬剤費用は約16,000円の有意な増加を認めたが,総医療費は約120,000円の有意な節減を認めた.労働損失は,約35,000円の有意な抑制が認められた.共分散分析の結果,LTRAの新規使用はFPの医療費節減効果に影響を及ぼさなかった.FPの副作用は約2.0%認めらたが,重篤なものではなかった.【結論】FPを使用することによって薬剤費用は増加したが,総医療費の節減効果が得られた.社会全体や患者にとっても経済的なメリットが認められた.
収録刊行物
-
- アレルギー
-
アレルギー 55 (5), 542-553, 2006
一般社団法人 日本アレルギー学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679964829824
-
- NII論文ID
- 110004757938
-
- NII書誌ID
- AN00012583
-
- ISSN
- 13477935
- 00214884
-
- NDL書誌ID
- 7967684
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可