書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of CPI and Loss of Attachment Scoring Methods (WHO) and Longitudinal Study on Periodontal Conditions in Japanese Elderly Cohort
- コウレイシャ シュウダン ニ オケル CPI ト アタッチメントロス ヒョウカホウ WHO ノ ユウヨウセイ オヨビ シシュウ ケンコウ ジョウタイ ニ カンスル 5ネンカン ノ ジュウダン ケンキュウ
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抄録
本研究目的は,10代表歯によるWHOのCommunity Periodontal Index (CPI),アタッチメントロス(LA)評価システムが高齢者に対して有用であるかを検証し,歯周組織健康状態の経年推移を観察・検討することであった.分析対象者は,5年間すべての調査に参加した70歳313名であった.詳細な歯周健診結果をWHO口腔診査法第4版に準じCPI, LAそれぞれ0〜4のコードに変換し,口腔内を6セクスタントに分けた10代表歯と全歯を診査対象にした場合について,各個人最高コードとコード別セクスタントの割合を算出した.分析の結果,治療勧告となるCPI-1以上のコードをもつ者が10代表歯診査で93.7%,全歯診査で97.4%認められた.LA-1以上ではそれぞれ66.9, 78.8%となった.全歯診査による結果をゴールドスタンダードとした場合の10代表歯診査の敏感度は,CPI-3以上で76.1%, LA-1以上で84.9%を示した.また,歯周ポケット6mm以上を示すCPI-4を個人最高コードにもつ者は5年間で51,7%,アタッチメントロス9mm以上であるLA-3以上を個人最高コードにもつ者は43.2%増加した.本研究結果から,高齢者では重度の歯周疾患有病部位が増加していることが明らかとなり.10代表歯を用いたCPI, LA評価による重度歯周疾患有病部位のモニタリングが口腔健康を保つうえで有用かつ必要であることが示唆された.
収録刊行物
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- 口腔衛生学会雑誌
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口腔衛生学会雑誌 57 (1), 28-35, 2007
一般社団法人 口腔衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679979009792
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- NII論文ID
- 110006164445
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- NII書誌ID
- AN00081407
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- ISSN
- 21897379
- 00232831
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- NDL書誌ID
- 8675550
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可