頭頸部 Spindle Cell Carcinoma の6症例

  • 松尾 美央子
    独立行政法人国立病院機構九州がんセンター頭頸科
  • 力丸 文秀
    独立行政法人国立病院機構九州がんセンター頭頸科
  • 檜垣 雄一郎
    独立行政法人国立病院機構九州がんセンター頭頸科
  • 益田 宗幸
    独立行政法人国立病院機構九州がんセンター頭頸科

書誌事項

タイトル別名
  • Spindle Cell Carcinoma of the Head and Neck: A Report of 6 Cases
  • アタマ ケイブ Spindle Cell Carcinoma ノ 6 ショウレイ

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抄録

頭頸部領域の spindle cell carcinoma は比較的まれである. 今回経験した spindle cell carcinoma は6症例で, 同時期治療した扁平上皮癌の0.9%とやはりまれであった. 6症例の共通点として, 特殊な外観 (ポリープ様, 外向発育型の外観) と, 病理診断の困難さが挙げられた. 治療は手術療法が基本であったが, 下咽頭癌の1症例は化学放射線療法で制御されていた. 一般に spindle cell carcinoma は扁平上皮癌に比べ予後不良とされる. 今回の6症例の予後については, 経過観察期間が短いものも存在するため, 長期的な経過観察とさらなる検討を行うべきと考えている.

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参考文献 (12)*注記

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