ヒトパピローマウイルス感染と子宮頸癌ならびに頭頸部癌の関わり

  • 今野 良
    自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科

書誌事項

タイトル別名
  • 他領域からのトピックス ヒトパピローマウイルス感染と子宮頸癌ならびに頭頸部癌の関わり
  • タ リョウイキ カラ ノ トピックス ヒトパピローマウイルス カンセン ト シキュウケイガン ナラビニ アタマ ケイブガン ノ カカワリ
  • [Human papillomavirus infection, cervical cancer and their involvement in head and neck cancer].

この論文をさがす

抄録

子宮頸癌は発癌原因が主にHPV感染であることが明らかにされていた. 50年以上前から行われてきた子宮頸癌検診による二次予防に加えて, HPVワクチン開発・臨床応用によって一次予防も可能になり, 疾患の征圧を視野に入れた予防活動が世界的に繰り広げられている. 一方, 分子疫学の発展により, 子宮頸癌以外の性器肛門癌や頭頸部癌の多くにもHPVが関連していることが認められ, 予防・検診・治療に新しい展開がみられる. 本稿では, 前半にHPVの生物学, 子宮頸癌およびHPV関連疾患の概説を行い, 後半には頭頸部癌とHPVの関わりを解説する.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (134)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ