鼻副鼻腔の臨床解剖<br>—より安全な手術・より高度な手術を目指して—

書誌事項

タイトル別名
  • 第112回日本耳鼻咽喉科学会総会臨床セミナー 鼻副鼻腔の臨床解剖 : より安全な手術・より高度な手術を目指して
  • ダイ112カイ ニホン ジビ インコウ カガクカイ ソウカイ リンショウ セミナー ハナ フクビコウ ノ リンショウ カイボウ : ヨリ アンゼン ナ シュジュツ ・ ヨリ コウド ナ シュジュツ オ メザシテ
  • 鼻副鼻腔の臨床解剖<br>&mdash;より安全な手術・より高度な手術を目指して&mdash;
  • [Autopsy study of the nasal-paranasal sinuses using clinical materials--for safer and more precise surgical procedures].

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説明

近年, 欧米を中心に新鮮凍結標本 (fresh cadava) による解剖実習が広く行われている. 標本を解凍すれば, 粘膜や蜂巣などの硬さ, 粘膜の色調などが実際の患者に近く, また切除時には出血もする. 内視鏡下の鼻副鼻腔解剖を確認しながら, 実際にESSで使用する器械 (デブリッダーなど) を用いて手術手技のトレーニングもできる. さらに, 頭蓋内や眼窩内の組織も本来の状態で残存しており, 頭蓋底や眼窩内の解剖も習得できる. 通常のESSでは頭蓋内や眼窩内に手術操作を進める機会はまれであるが, fresh cadavaを通して副鼻腔周辺臓器の構造を知ることは, より安全な手術を目指す上で重要と考える.

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参考文献 (22)*注記

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