書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Saber-sheath Tracheomalacia Revealed after Lateralization of the Vocal Fold
- 症例 声門開大術を契機に判明した刀鞘型気管軟化症例
- ショウレイ セイモンカイダイジュツ オ ケイキ ニ ハンメイ シタ トウショウガタキカン ナンカ ショウレイ
この論文をさがす
抄録
症例は57歳の男性。食道癌の術後,両側反回神経麻痺をきたし気管切開術を施行した。声帯運動は1年経過しても回復しなかったため,声門開大術(Ejnell法)を施したのちに気管孔閉鎖をおこなった。声門開大術後より,咳をしたときに低い摩擦音様の雑音が聴取されていた。気管ファイバースコピーで,気管が左右から圧排され,咳の際には接している像が確認された。呼吸困難はなかったため経過観察としていた。気管孔閉鎖約7カ月後,感冒様症状を訴え受診,胸部X線で気管の狭窄を認めた。ステント,Tチューブ留置あるいはCPAP療法などを勧めるも,本人は希望されず,肺炎を併発し1カ月後に永眠された。
収録刊行物
-
- 日本気管食道科学会会報
-
日本気管食道科学会会報 60 (4), 353-357, 2009
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679989658752
-
- NII論文ID
- 130004470022
- 10026104974
-
- NII書誌ID
- AN00187474
-
- ISSN
- 18806848
- 00290645
-
- NDL書誌ID
- 10410495
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可