中枢気道進行肺癌に対する呼吸器インターベンション

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タイトル別名
  • Bronchial Intervention for Advanced Lung Cancer with Central Airway Obstruction
  • チュウスウ キドウ シンコウ ハイガン ニ タイスル コキュウキ インターベンション

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抄録

呼吸器インターベンションは悪性疾患による中枢気道狭窄に対する治療,症状緩和に有効な手段である。肺癌の約30%に中枢気道狭窄が引き起こされるとされているが,インターベンションの統一された適応基準は存在せず,施設ごとに適応を決めているのが現状である。呼吸器インターベンションの主なものとして,ステント療法,Nd-YAGレーザー,APC,マイクロ波凝固療法などがあり,特に硬性鏡を用いる場合,手技的に容易とは言えず習熟を要し,また合併症も存在する。本稿では,当院においての各種治療の適応,実際には,どのようにNd-YAGレーザー,APC,マイクロ波凝固療法などを使い分けているか,ステントの使い分けはどのように行っているか,予後を考えた場合にインターベンションはどのような役割をはたしているか,など呼吸器インターベンションの現状について述べる。

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