Laryngotracheal Flap による下咽頭癌切除後再建

書誌事項

タイトル別名
  • Pharyngoesophageal Reconstruction Using a Laryngotracheal Flap Following Resection for Hypopharyngeal Cancer
  • 手技・工夫 Laryngotracheal Flapによる下咽頭癌切除後再建
  • シュギ ・ クフウ Laryngotracheal Flap ニ ヨル カイントウ ガン セツジョ ゴ サイケン

この論文をさがす

抄録

腫瘍浸潤がない喉頭・気管組織を Laryngotracheal Flap (LTF) として下咽頭癌切除後の即時再建に用いた.<br> 対象は腫瘍の一側性局在が明確な5例で, 年齢は64歳から90歳, T2 が1例, T3 が4例であった.<br> 1例が術後瘻孔を来し, 1例は術後化学放射線療法後7カ月目に固形物の通過障害を来した. 全例で局所制御は良好で, 3例が無病生存している. 肺転移による原病死と肺炎による他病死が各1例であった.<br> LTF による再建術は, 血管吻合を要する遊離前腕皮弁や開腹も要する遊離空腸と比較し, 低侵襲で施行できる. 適確な症例の選択により, 一般的な治療法の選択肢の一つとなり得る.

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ