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- 幕内 博康
- 東海大学医学部外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Transition in Treatments for Esophageal Cancer and their Outcome
抄録
食道癌の治療は1950~1960年代には放射線治療が主流であったが,5年生存率は4.3%にすぎなかった。1960年代末頃から中山らを中心に術前照射を加えた外科的切除術が行われるようになり,5年生存率は20%台となった。診断能の向上により,切除可能例が増加し,外科手術を先行して術後照射を行うようになり,5年生存率は30~40%と改善したが,頸部上縦隔リンパ節再発に悩まされた。1980年代から頸胸腹部三領域リンパ節郭清が行われるようになり5年生存率が50~60%と向上した。また,早期癌を中心に内視鏡的切除 (EMR·ESD) が行われるようになり,CDDPの開発とともに化学・放射線療法も5年生存率30~40%を示すようになった。<br>食道癌は高齢者が多く,重複癌も約30%に認められ,治療方針の決定が難しい。診断・治療のさらなる発展が望まれる。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 61 (2), 57-62, 2010
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679991008768
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- NII論文ID
- 130004470067
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可