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- 渡邊 雄介
- 富田林病院耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
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- Globus Sensation and GERD
説明
胃酸逆流によって「胸やけ」などの定型的症状のほかにも非定型的症状が出ることは周知の事実である。最近では,咽喉頭異常感,咳,音声障害,咽頭痛などの耳鼻咽喉科領域の症状も注目をされている。またGERDの中でも耳鼻咽喉科領域の症状を呈するものを欧米ではLPRD (Laryngo Pharyngeal Reflux Disease)と呼ぶが,最近日本語病名として「咽喉頭酸逆流症」と決められた。これらのことに関して欧米では約35年前より報告されており,現在まで数多くの報告もある。しかしながらその病態は不明な点も多い。診断に際してはpHモニタリング,内視鏡検査,喉頭鏡検査などがあるが,耳鼻咽喉科を初診している場合には披裂間粘膜肥厚などの喉頭所見を詳細に取ることが大切である。特に咽喉頭異常感には様々な鑑別疾患があり注意も必要である。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 54 (5), 347-351, 2003
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679991276288
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- NII論文ID
- 130004469616
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可