在宅医療専門機関における在宅での高齢者の看取りを実現する要因に関する研究‐療養者の遺族を対象とした調査による検討‐

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タイトル別名
  • Factors influencing the death of the elderly at home in an institution specializing home medical care -Analysis of survey of the bereaved family-
  • 在宅医療専門機関における在宅での高齢者の看取りを実現する要因に関する研究--療養者の遺族を対象とした調査による検討
  • ザイタク イリョウ センモン キカン ニ オケル ザイタク デノ コウレイシャ ノ ミトリ オ ジツゲンスル ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ リョウヨウシャ ノ イゾク オ タイショウ ト シタ チョウサ ニ ヨル ケントウ
  • Factors influencing the death of the elderly at home in an institution specializing home medical care—Analysis of survey of the bereaved of the bereaved family-
  • Factors influencing on the death of the elderly at home in an institution specializing home medical care: analysis of survey of the bereaved family

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抄録

目的:社会の要請となりつつある高齢者の在宅での看取りを実現する要因を検討する.方法:現時点で80%の在宅死亡率を達成している在宅医療専門機関の遺族(以下,介護者とする)326人を対象に無記名自記式質問紙の郵送による調査を行った.療養者と介護者の基本的背景や介護者の不安などと在宅死との関係,介護者の在宅療養の評価などと在宅療養や看取りにおける満足や悔いとの関係を検討した.結果:療養者と介護者双方の在宅死希望が在宅死に強く影響していた(OR=19.42).在宅療養の満足,看取り時の満足,看取り時の悔いを目的変数とした重回帰分析の決定係数(R2)はそれぞれ0.68,0.55,0.62であり,療養者の安らかな死,介護者の精神的安定,医師との信頼関係,サービス体制の充実が有意に影響していた.結論:在宅での看取り実現において重要な要素となる在宅療養や看取りにおける満足の構成要因は,1)療養者の安らかな死,2)介護者の精神的安定,3)医師との信頼関係,4)サービス体制の充実である. <br>

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参考文献 (38)*注記

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