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- 下方 浩史
- 国立長寿医療センター研究所疫学研究部
書誌事項
- タイトル別名
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- Dietary habit and longevity
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説明
肥満はさまざまな生活習慣病の原因であり,最近はメタボリックシンドロームとしてその病態が注目されている.健康長寿には健全な食生活によって肥満を防止することが重要である.しかしやせているほど健康というわけではなく,人間には理想的な肥満度がある.この理想的な肥満度は年齢によって異なり,高齢者では生命予後を考えた場合,肥満の予防よりもむしろやせの予防の方が重要である.栄養摂取の不足は高齢者では寿命を短くすることが多い.高齢者の栄養のかかえるさまざまな栄養問題,栄養評価に関する考え方を述べるとともに,健康な長寿を目指すための理想的な肥満度,内臓脂肪や体脂肪分布と健康,そして急激な体重変動が健康障害をもたらす等の知見を示し,長寿と食生活,栄養との関連について幅広く紹介する.<br>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 44 (2), 209-211, 2007
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680000778112
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- NII論文ID
- 130004485445
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- ISSN
- 03009173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可