2.高齢者の脳出血の現状

  • 古和 久典
    独立行政法人国立病院機構松江医療センター
  • 中島 健二
    独立行政法人国立病院機構松江医療センター

書誌事項

タイトル別名
  • Current picture of cerebral hemorrhage in the elderly
  • 高齢者の脳出血の現状
  • コウレイシャ ノ ノウシュッケツ ノ ゲンジョウ

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抄録

<p>脳出血によって,寝たきりや重度後遺症をきたす患者は,加齢に伴って増えていく.降圧療法の普及に伴い,脳出血危険因子としての高血圧の影響は低下しているものの,高血圧はいまだもっとも影響の強い危険因子である.</p><p>新たなMRI撮像法を用いることによって,高齢者に多く,脳葉型出血を呈し,高血圧の関与が少なく,再発を繰り返す脳アミロイドアンギオパチーに関連した脳出血の臨床診断や,微小脳出血の検出が可能となり,抗血栓療法を開始する際には,その適応の検討や血圧管理に留意することが必要である.</p>

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