自立在宅高齢者用かくれ脱水チェックシートの開発―介護老人福祉施設の通所,入所者を対象としたかくれ脱水に関する継続研究―
書誌事項
- タイトル別名
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- The development of a pre-dehydration check sheet for independent community dwelling elderly. -A continuation of research about pre-dehydration among elderly individuals who had been admitted to or regularly visited an elderly-care institution-
- ジリツ ザイタク コウレイシャヨウカクレ ダッスイ チェックシート ノ カイハツ : カイゴロウジン フクシ シセツ ノ ツウショ,ニュウショシャ オ タイショウ ト シタ カクレ ダッスイ ニ カンスル ケイゾク ケンキュウ
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抄録
<p>目的:本研究では,自立在宅高齢者におけるかくれ脱水(体液喪失を疑わせる自覚症状が認められないにもかかわらず,血清浸透圧値が292から300 mOsm/kg・H2O)の実態調査を行い,非侵襲的なスクリーニングシートを開発することを目的とした.方法:65歳以上の自立在宅高齢者222名を対象に血清浸透圧値を計測し,かくれ脱水の該当者を抽出した.該当者において,脱水症の危険因子および脱水症を疑う所見に関してロジスティック回帰分析を行い,オッズ比を根拠に配点を行った.配点の高い項目から構成される自立在宅高齢者用かくれ脱水チェックシートを作成し,該当項目の合計点数の陽性的中率を求めリスク分類を行った.結果:自立在宅高齢者においてかくれ脱水の該当者は,46名(20.7%)であった.先行研究のかくれ脱水チェックシートを改良し,①トイレが近くなるため寝る前は水分補給を控える傾向がある(3点),②利尿薬を内服している(8点),③随時血糖値が126 mg/dl以上である(9点),④80歳以上である(3点),⑤男性である(4点),⑥体重60 kg以上である(3点),の6項目から構成される,自立在宅高齢者用かくれ脱水チェックシートを考案した.このシートにおいて,13点以上(合計30点)であればかくれ脱水である危険性が高いと考えられた(陽性的中率72%,陰性的中率85.6%;P<0.0001).結論:自立在宅高齢者においては,脱水症の前段階であるかくれ脱水が20.7%の割合で存在し,非侵襲的なチェックシートにより抽出が可能である.</p>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 54 (3), 381-391, 2017
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680002303104
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- NII論文ID
- 130006022859
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 028483456
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 28855463
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可