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- 真鍋 一郎
- 千葉大学大学院医学研究院長寿医学
書誌事項
- タイトル別名
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- Inflammaging and age-associated diseases
- マンセイ エンショウ ト カレイカンレン シッカン
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説明
<p>慢性炎症は生活習慣病やがんを含む加齢関連疾患に共通する基盤病態である.また,高齢者では慢性炎症が起きやすくなっており,加齢に伴う炎症(inflammaging)が加齢関連疾患の発症や進展に寄与していることが考えられる.高齢者で慢性炎症が起きやすくなっている原因として,加齢に伴う免疫系自体の変化(免疫老化),組織の変化や全身的な代謝や内分泌系の変化など,多様な要因が複雑に絡み合っていると考えられる.免疫老化は,免疫系の正確性と効率を低下させ,獲得免疫系の低下をもたらすだけでなく,慢性炎症も起こりやすくする.組織では自然免疫系を活性化するダメージ関連分子パターンの増加や,老化細胞からのSASP因子が炎症を誘導・促進する.ホルモンや代謝の変動による体内の内部環境の変化も炎症の基盤となる.加齢に伴う慢性炎症の誘導と拡大を制御する分子機序の解明は加齢関連疾患の理解の上で重要であり,新たな治療標的やバイオマーカーの同定にもつながるだろう.</p>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 54 (2), 105-113, 2017
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680002387968
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- NII論文ID
- 130005691000
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 028204096
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 28592728
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可