大規模紙・パルプ企業の生産行動に関する計量分析(原著論文)

書誌事項

タイトル別名
  • An Econometric Analysis of Production Behaivior in Large-Scale Pulp and Paper Enterprises (Original Article)
  • 大規模紙・パルプ企業の生産行動に関する計量分析
  • ダイキボカミ パルプ キギョウ ノ セイサン コウドウ ニ カンスル ケイリョウ ブンセキ

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抄録

紙・パルプ産業において企業の合併が繰り返し行われた結果、近年では、生産の集中化、事業の多角化等が進展し、なかでも大規模紙・パルプ企業において、その傾向が顕在化している。このような現状を踏まえ、本稿の目的は、トランスログ型費用関数を用いることにより、これら大規模紙・パルプ企業において、合併の目的である規模の経済性や範囲の経済性が存在するのか否かを明らかにするとともに、生産要素間の代替の弾力性や価格弾力性を推定し、先行研究における推定結果と比較分析を行うことにある。考察の結果、規模の経済性や範囲の経済性が存在すること、原材料の自己価格弾力性が小さいこと、資本と労働には非常に強い代替関係があること、等が明らかにされた。

収録刊行物

  • 林業経済

    林業経済 57 (7), 1-16, 2004

    一般財団法人 林業経済研究所

被引用文献 (2)*注記

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