播種性血管内凝固症候群における血中IL-6値

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タイトル別名
  • Plasma Interleukin-6 in Patients with Disseminated Intravascular Coagulation
  • ハシュセイ ケッカンナイ ギョウコ ショウコウグン ニ オケル ケッチュウ I

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抄録

播種性血管内凝固症候群(DIC)を発症した患者の血中IL-6値を測定し,DIC症例では血中IL-6値の増加が認められた。特に,臓器不全例や予後不良例で,血中IL-6値は著しく増加した。また,非DIC症例では血中IL-6値とCRP (C-reactive protein)には正の相関がみられた。この血中IL-6値の増加は,DICの進展や臓器不全の病態に免疫系の活性化が関与していることが示唆された。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 33 (12), 1797-1801, 1992

    一般社団法人 日本血液学会

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