HLA-DR陰性non-M3 AMLの臨床的検討

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タイトル別名
  • Clinical analysis of HLA-DR-negative non-M3 AML
  • 臨床研究 HLA-DR陰性non-M3 AMLの臨床的検討
  • リンショウ ケンキュウ HLA DR インセイ non M3 AML ノ リンショウテキ ケントウ

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抄録

フローサイトメトリにより急性前骨髄球性白血病(AML-M3)を除く芽球のHLA-DR抗原発現が20%以下のde novoの急性骨髄性白血病をHLA-DR (-) non-AML-M3とした。AML109例に8例のHLA-DR (-) non-AML-M3がみられた。FAB分類ではM1: 3例,M2: 4例,M4: 1例である。骨髄では,全例細胞形態異常はなく,ペルオキシダーゼ染色は86%以上陽性であり,7例に芽球に微細な顆粒がみられた。CD13, CD14, CD33, CD34, CD56以外の発現マーカーはなかった。寛解導入療法の治療を行った7例は,全例complete remission (CR)に入った。overall survivalとdisease-free survivalは,HLA-DR (-) non-AML-M3群とHLA-DR (+) AML群では差はみられていない。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 48 (7), 547-553, 2007

    一般社団法人 日本血液学会

参考文献 (18)*注記

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