書誌事項
- タイトル別名
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- Key players in intestinal GVHD
- チョウカン GVHD ノ key players
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説明
同種造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病(acute graft versus host disease, GVHD)はレシピエントの生存を脅かす危険な合併症である。特に腸管のGVHDは頻度が高くしばしば難治性となり,大量の下痢を生じる事により患者の全身状態を著しく悪化させる。近年の腸管免疫系に対する理解の進歩によって,我々は腸管の粘膜上皮による物理的障壁,抗菌ペプチドや粘液による化学的障壁,腸内細菌叢の変化等の要因が腸管GVHDの病態に重要な役割を果たしている事を理解しつつある。さらにこれらの要因は,腸幹細胞,パネト細胞,自然リンパ球,マクロファージなどによって精密に調整されている事が判明しつつある。本稿ではこうした腸管GVHDのkey playerについてまとめ,将来的な治療応用についての若干の展望を述べる事とする。
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 56 (7), 807-814, 2015
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680011218560
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- NII論文ID
- 130005093106
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 026636037
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- PubMed
- 26251143
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可