書誌事項
- タイトル別名
-
- Discovery of the target for immunomodulatory drugs (IMiDs)
- メンエキ チョウセツヤク(IMiDs)ノ ターゲット ノ ハッケン
この論文をさがす
説明
免疫調節薬(immunomodulatory drugs, IMiDs)は米国セルジーン社が開発した新たなタイプの抗がん剤・抗炎症薬であり,サリドマイドおよびその誘導体である。現在,IMiDsであるレナリドミドやポマリドミドは多発性骨髄腫や他の血液がんなどの難病に優れた効果を発揮することが判明しており,世界中の医師および医薬学研究者が注目している。しかし,IMiDsの作用機構は長い間不明であった。ところが,2010年に我々が大本であるサリドマイドの標的因子(ターゲット)としてcereblon (CRBN)を発見したことが発端になり,その理解は飛躍的に進んだ。現在では,CRBNはIMiDsに共通したターゲットとしてのコンセンサスを得るに至っている。本稿では,IMiDsのターゲットであるCRBNがどのように発見され,どのように作用機構が解明されたかについてわかり易く紹介していきたい。
収録刊行物
-
- 臨床血液
-
臨床血液 57 (5), 556-562, 2016
一般社団法人 日本血液学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680011462144
-
- NII論文ID
- 130005155372
-
- NII書誌ID
- AN00252940
-
- ISSN
- 18820824
- 04851439
-
- NDL書誌ID
- 027454630
-
- PubMed
- 27263779
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可