発症前に多彩な脳アミロイドアンギオパチー関連MRI所見が描出されていたアルツハイマー病合併脳葉型出血の1例

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  • Pre-critical MRI findings of an Alzheimer’s disease patient with pathologically proven cerebral amyloid angiopathy related lobar hemorrhage

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症例は未加療の高血圧があった85歳女性である.脳葉型出血を発症し,救命目的で開頭血腫除去術が施行された.血腫の病理標本で脳アミロイドアンギオパチーと診断された.1ヶ月前に近医でアルツハイマー病と診断された際の脳MRIでは,脳アミロイドアンギオパチーに関連する所見,すなわち“脳表現局型微小脳出血”,“脳表ヘモジデリン沈着”,“半卵円中心周囲の重度拡大血管周囲腔”が見られていた.認知症診療においてアルツハイマー病患者の心血管リスク管理を考慮する上で,これらの所見を包括的に捉えることが有用かもしれない.

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