急性白血病の経過中に播種性フザリウム症を発症した3例の後方視的検討

  • 黒澤 修兵
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 関谷 紀貴
    がん・感染症センター 都立駒込病院 臨床検査科
  • 村長 保憲
    千葉大学 真菌医学研究センター
  • 亀井 克彦
    千葉大学 真菌医学研究センター
  • 永田 啓人
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 山田 裕太
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 小西 達矢
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 竹崎 俊晶
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 海渡 智史
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 阪口 正洋
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 原田 介斗
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 安田 俊一郎
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 吉岡 康介
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 稲本 恭子
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 遠矢 嵩
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 五十嵐 愛子
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 名島 悠峰
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 武藤 秀治
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 土岐 典子
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 小林 武
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 垣花 和彦
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 坂巻 壽
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科
  • 大橋 一輝
    がん・感染症センター 都立駒込病院 血液内科

書誌事項

タイトル別名
  • Disseminated fusariosis in patients with acute leukemia: a retrospective analysis of three cases
  • 症例報告 急性白血病の経過中に播種性フザリウム症を発症した3例の後方視的検討
  • ショウレイ ホウコク キュウセイ ハッケツビョウ ノ ケイカ チュウ ニ ハシュセイ フザリウムショウ オ ハッショウ シタ 3レイ ノ コウホウ シテキ ケントウ

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説明

<p>過去5年間当院で急性白血病治療中にフザリウム症を発症した3例を報告する。症例1:70歳男性。再発難治性急性リンパ性白血病(ALL)で発熱と両肺多発結節影がみられ,血液培養でFusarium属を検出,liposomal-amphotericin B(L-AMB)奏効せず死亡。症例2:28歳男性。ALLに対する移植前処置中に陰嚢にecthyma gangrenosum(EG)様の皮疹が出現L-AMBは無効であり,itraconazoleとmicafungin(MCFG)を追加したが,好中球生着せずday 27に死亡。生前提出したEGの培養からFusarium属が検出。症例3:50歳男性。慢性骨髄性白血病急性転化の化学療法中,体幹にEG様皮疹が出現,L-AMB,MCFG奏効せず,死後EGからFusarium属が検出。フザリウム症は極めて予後不良であるがEGに着目することで早期診断につながる可能性がある。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 58 (12), 2375-2379, 2017

    一般社団法人 日本血液学会

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