書誌事項
- タイトル別名
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- Acute monoblastic leukemia with MLL/AF9 rearrangement which developed 18 months after myeloid sarcoma onset
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説明
患児は3歳の男児。1歳6か月時に両手背の腫脹を認めた。受診時には血液検査所見に異常はなかった。腫脹部に生検を施行したが,その時点では炎症性の変化との診断にとどまった。しかし,18か月後,末梢血中に芽球が出現しmixed-linage leukemia (MLL)/AF9融合遺伝子を持つ急性単球性白血病(AMoL M5a)と診断した。1歳6か月時の生検組織を再度検査したところ,免疫染色にてCD68陽性細胞,fluorescence in situ hybridizationにてMLL/AF9のスプリットシグナルが確認された。本例は18か月をかけてmyeloid sarcomaよりAMoLへと進行したと考えられた。
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 54 (12), 2167-2170, 2013
一般社団法人 日本血液学会