Multidetector row helical CT(MDCT)をもちいたCT angiographyが流入血管の同定に有用であった脊髄硬膜動静脈瘻

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タイトル別名
  • Computed tomography (CT) angiography with multidetector row helical CT for detecting spinal dural arteriovenous fistula
  • Multidetector row helical CT MDCT オ モチイタ CT angiography ガ リュウニュウ ケッカン ノ ドウテイ ニ ユウヨウ デ アッタ セキズイ コウマク ドウジョウミャクロウ

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抄録

症例は59歳の男性である.膀胱直腸障害と左大腿部痛のため当科を受診した.MRIにて脊髄円錐の腫大,MRA, CTミエログラフィにて脊髄背面に異常な血管構造をみとめ,脊髄硬膜動静脈瘻(DAVF)をうたがった.肋間動脈と腰動脈の血管造影では異常をみとめなかったが,multidetector row helical CT(MDCT)をもちいたCT angiography(CTA)で,左S1椎間孔より脊柱管内を縦走する血管を確認した.左内腸骨動脈造影をおこない,外側仙骨動脈より流入するS1レベルのDAVFと診断し,外科的離断術により画像所見と症状は改善した.仙骨レベルのDAVFの同定にはMDCTをもちいたCTAが有用である.<br>

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