書誌事項
- タイトル別名
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- A case of anti-N-methyl-D-aspartate receptor encephalitis with ovarian teratoma showing excellent recovery with decreasing of anti-N-methyl-D-aspartate receptor antibody
- 症例報告 抗NMDA受容体抗体の減少と並行して神経症状の改善をみとめた抗NMDA受容体脳炎の1例
- ショウレイ ホウコク コウNMDA ジュヨウタイ コウタイ ノ ゲンショウ ト ヘイコウ シテ シンケイ ショウジョウ ノ カイゼン オ ミトメタ コウNMDA ジュヨウタイ ノウエン ノ 1レイ
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説明
症例は17歳女性である.異常行動が出現し,精神科に入院した.発症26日目に当科に紹介され,卵巣奇形腫にともなう抗NMDA受容体(NMDAR)脳炎がうたがわれたため,翌日に右卵巣腫瘍摘除術を施行した.手術後も意識障害が遷延したため,発症34日目より計4回の二重濾過血漿交換とステロイドパルス療法を施行した.治療後,急速に意識障害は改善し,後遺症なく退院した.病理学的に卵巣腫瘍は未熟奇形腫であった.血清と脳脊髄液で抗NMDAR抗体をみとめ,二重濾過血漿交換をふくめた治療により,抗NMDAR抗体の減少と並行して神経症状の改善をみとめた.<br>
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 51 (7), 499-504, 2011
日本神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680013420288
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- NII論文ID
- 10031164037
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- NII書誌ID
- AN00253207
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- ISSN
- 18820654
- 0009918X
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- NDL書誌ID
- 11179927
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- PubMed
- 21823510
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可