侵襲的陽圧補助換気導入後の筋萎縮性側索硬化症における意思伝達能力障害―Stage 分類の提唱と予後予測 因子の検討―

DOI Web Site PubMed 被引用文献11件 参考文献20件
  • 林 健太郎
    東京都立神経病院脳神経内科
  • 望月葉子
    東京都立神経病院検査科病理診断部門 東京都立北療育医療センター神経内科
  • 中山 優季
    東京都医学総合研究所運動・感覚システム研究分野難病ケア看護研究室
  • 清水 俊夫
    東京都立神経病院脳神経内科
  • 川田 明広
    東京都立神経病院脳神経内科
  • 長尾 雅裕
    東京都立神経病院脳神経内科
  • 水谷 俊雄
    東京都立神経病院検査科病理診断部門 東京都立府中療育センター
  • 松原 四郎
    東京都立神経病院脳神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • Communication disorder in amyotrophic lateral sclerosis after ventilation—A proposal of staging and a study of predictive factor—
  • シンシュウテキ ヨウアツ ホジョ カンキ ドウニュウ ゴ ノ キン イシュクセイ ソクサク コウカショウ ニ オケル イシ デンタツ ノウリョク ショウガイ : Stage ブンルイ ノ テイショウ ト ヨゴ ヨソク インシ ノ ケントウ
  • Communication disorder in amyotrophic lateral sclerosis after ventilation-a proposal of staging and a study of predictive factor
  • Communication disorder in amyotrophic lateral sclerosis after ventilation—a proposal of staging and a study of predictive factor

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抄録

筋萎縮性側索硬化症（ALS）例の意思伝達能力による分類を作成，検討した．侵襲的陽圧補助換気（TPPV）導入した29 例を，経過中の意思伝達能力により，stage I：文章にて意思表出が可能，stage II：単語のみ表出可能，stage III：yes/no のみ表出可能，stage IV：残存する随意運動はあるがyes/no の確認が困難なことがある，stage V：全随意運動が消失して意思伝達不能な状態，に分類．Stage V にいたった例は発症から呼吸器装着までの期間が短く，家族性ないし遺伝子変異例が多かった．急速に運動障害が進行し早期にTPPV 導入となる例は，その後の進行も早い可能性がある．

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参考文献 (20)*注記

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