緑膿菌性毛包炎の多発例に関する臨床的研究

書誌事項

タイトル別名
  • An Outbreak of Pseudomonas Folliculitis in Children
  • 緑膿菌性毛包炎の多発例に関する臨床的研究--わが国での最初の報告及び文献的考察
  • リョクノウキンセイ モウホウエン ノ タハツレイ ニ カンスル リンショウテキ
  • The First Report on Pseudomonas Folliculitis in Japan
  • わが国での最初の報告及び文献的考察

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説明

緑膿菌による毛包炎はwhirlpoolなどの水施設の利用を契機として多発することにより認められた新しい疾病単位で, 緑膿菌のなかでも血清型0-11によることが多いといわれている. 又, 本症は日和見原因菌としての緑膿菌のほかに, 免疫能の正常な健康人に多発する本菌の原発性原因菌としての意義をあらためて問い直させる事実でもある.<BR>我々は0-11 (E群) による幼少児の緑膿菌性毛包炎の小多発例, 及び0-6 (G群) による幼児の単発例を確定しえたので, ここにその疫学, 臨床像などの概要を報告したい. 本報告は本邦における緑膿菌性毛包炎の最初の報告であり, あわせて文献的考察をも試みた.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 66 (3), 360-366, 1992

    一般社団法人 日本感染症学会

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