20~39歳日本人女性の風疹免疫状況-臨床検査会社のデータから

書誌事項

タイトル別名
  • Rubella Immunity in 20-39 year-old Women in Japan: Monitoring by the Antibody Data from a Commercial Diagnostic Laboratory
  • 20 39サイ ニホンジン ジョセイ ノ フウシン メンエキ ジョウキョウ リンショウ ケンサ ガイシャ ノ データ カラ

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説明

臨床検査会社に1999から2003年の5年間に全国の産婦人科から風疹抗体の検査依頼があった20~39歳女性の血清約26万検体の赤血球凝集抑制抗体価データを集計・解析した.2003年検査の結果を地域別にみると, 抗体保有率・幾何平均抗体価ともに大きな地域差は無かった.1999年から2003年までの年別の全国抗体保有率は95%程度で変化無かったが, 抗体陽性血清の平均抗体価は2000年から毎年低下していた.妊娠年齢女性の風疹免疫が徐々に弱まっていることを示唆するデータである.この集計を毎年行うことで, 全国の妊娠年齢女性の風疹免疫状況の推移をモニターできる.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 79 (6), 375-380, 2005

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (5)*注記

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