麻疹ワクチン接種後抗体の推移

書誌事項

タイトル別名
  • Measles Antibody Followed after Measles Vaccination
  • 麻疹ワクチン接種後抗体の推移--ゼラチン粒子凝集(PA)抗体,血球凝集抑制(HI)抗体及びIgG-avidityの推移の比較
  • マシン ワクチン セッシュ ゴ コウタイ ノ スイイ ゼラチン リュウシ ギョウシュウ PA コウタイ ケッキュウ ギョウシュウ ヨクセイ HI コウタイ オヨビ IgG avidity ノ スイイ ノ ヒカク
  • Comparison with Gelatin Beads Agglutination (PA) Antibody, Hemagglutination Inhibition (HI) Antibody and IgG-avidity
  • ゼラチン粒子凝集 (PA) 抗体, 血球凝集抑制 (HI) 抗体及びIgG-avidityの推移の比較

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説明

麻疹ワクチン (TD97株) を接種された37症例の6週後及び3.5年後の血清についてゼラチン粒子凝集 (PA) 抗体, 赤血球凝集阻止 (HI) 抗体, 麻疹特異的IgG抗体のavidityを測定し, それぞれの推移をみた. 平均HI抗体価は6週後34.5であったのが, 3.5年後17.9に低下していた. 一方, 平均PA抗体価は6週後36.5であったのが, 3.5年後286.0に上昇していた. また, 麻疹特異的IgG抗体の平均avidityは6週後4.5%であったのが3.5年後には45.5%に上昇していた. PA抗体に対するHI抗体とAvidityの関与をみるため, 重回帰分析を行ったところ, HI抗体とavidityの有意な関与 (標準偏回帰係数はそれぞれ0.612, 0.726) が認められ, 重相関係数は0.880と高い値を示し, PA抗体が時間経過とともに上昇する要因としてavidityが強く関与していることが示された.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 77 (10), 809-814, 2003

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (16)*注記

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