臨床材料に由来する<I>Enterobacter asburiae</I>について

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タイトル別名
  • <I>Enterobacter asburiae</I> Isolated from Clinical Specimens
  • 臨床材料に由来するEnterobacter asburiaeについて
  • リンショウ ザイリョウ ニ ユライスル Enterobacter asburi
  • Enterobacter asburiae Isolated from Clinical Specimens

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説明

最近報告された腸内細菌科の新菌種Enterobacter asburiaeをま, Enterobacter cloacaeに近似した生化学的性状をもつために, E. cloacaeと混同されていると思われたので, いままでの臨床分離E. cloacae150菌株を再同定したところ, 7株がE. asburiaeであった. これら7株はVoges-ProskauerテストでEasburiaeの記載陽性率がやや異なったが, これは用いた培地および方法の相違によるものと考察された. 7菌株の由来から, 本菌は日和見的感染菌と思われ, 現在一般に用いられている同定システムでは同定不能かまたはE. cloacaeと誤同定される. なお, 7菌株の薬剤感受性パターンもまたE. cloacaeに類似した.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 62 (8), 708-711, 1988

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (1)*注記

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