当院におけるインフルエンザ患者の臨床的検討-2004/2005, 2005/2006シーズン

書誌事項

タイトル別名
  • Epidemic Status of Influenza Virus between 2004-2005 and 2005-2006 at Kawasaki Medical School Hospital
  • 当院[川崎医科大学付属病院]におけるインフルエンザ患者の臨床的検討--2004/2005,2005/2006シーズン
  • トウイン カワサキ イカ ダイガク フゾク ビョウイン ニ オケル インフルエンザ カンジャ ノ リンショウテキ ケントウ 2004 2005 2005 2006シーズン

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抄録

2004/2005年および2005/2006年の2シーズンにかけて, 川崎医科大学附属病院にインフルエンザ様症状を主訴に2, 399例, 2, 171例が受診した.このうち16歳以上で血清学的には2004/2005シーズンが366例 (A: 86例, B: 280例), 2005/2006シーズンは372例 (A: 370例, B: 2例) が陽性であった.流行状況は, 2004/2005シーズンが最初にBが流行していたのに対して, 4月以降はA (H3N2) が流行していた.一方, 2005/2006シーズンはA (H3N2) のみが流行していた.2シーズン間, インフルエンザウイルスの流行株間で合併症の頻度や種類がわずかに異なっていたものの有意差はみられなかった.インフルエンザワクチンは, 2シーズンともに20%前後の患者で接種歴があったにもかかわらず発症していたが, 予後は比較的良好であった.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 81 (4), 435-440, 2007

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (12)*注記

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