免疫磁気ビーズ法および酵素基質培地を用いたTDH産生性腸炎ビブリオO3: K6の自然汚染貝からの検出

DOI Web Site PubMed 被引用文献3件 参考文献15件

書誌事項

タイトル別名
  • Detection of TDH-producing <I>Vibrio parahaemolyticus</I> O3: K6 from Naturally Contaminated Shellfish Using an Immunomagnetic Separation Method and Chromogenic Agar Medium
  • メンエキ ジキ ビーズホウ オヨビ コウソキシツバイチ オ モチイタ TDH サンセイセイ チョウエン ビブリオ O3 K6 ノ シゼン オセンガイ カラ ノ ケンシュツ
  • Detection of TDH-producing Vibrio parahaemolyticus O3: K6 from Naturally Contaminated Shellfish Using an Immunomagnetic Separation Method and Chromogenic Agar Medium

この論文をさがす

抄録

日本において主要な食中毒の原因である腸炎ビブリオの検出を, 1999年までにTDH産生性腸炎ビブリオ血清型O3: K6が海水またはアサリから分離されたことのある海域のアサリについて行った. 方法は2%食塩加TSBでの6時間と食塩ポリミキシンブイヨンでの18時間の2段階増菌培養を行った. この培養液1mlを用いて腸炎ビブリオK6抗原に対する免疫磁気ビーズ法を行い, 特に血清型O3: K6の効率的分離を行った. また, 従来のTCBS培地に加え腸炎ビブリオ特異的分離用に開発された酵素基質培地を用いた. この結果, TDH産生性腸炎ビブリオO3: K6の自然汚染貝からの分離は66ロット中3ロット (4.5%) で陽性であった. また, 分離した腸炎ビブリオの4, 265コロニー中6コロニーがTDH産生性O3: K6 (0.14%) であった.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 75 (11), 955-960, 2001

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (15)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ