転移巣に対する低用量化学放射線療法を主体とする集学的治療が奏効した腎盂原発小細胞癌の1例

DOI Web Site PubMed 被引用文献1件 参考文献22件

書誌事項

タイトル別名
  • SUCCESSFUL TREATMENT WITH MULTIDISCIPLINARY THERAPY INCLUDING LOW-DOSE CHEMORADIOTHERAPY AGAINST METASTATIC RECURRENCES OF SMALL CELL CARCINOMA OF THE RENAL PELVIS: A CASE REPORT
  • 症例報告 転移巣に対する低用量化学放射線療法を主体とする集学的治療が奏効した腎盂原発小細胞癌の1例
  • ショウレイ ホウコク テンイ ソウ ニ タイスル テイヨウリョウ カガク ホウシャセン リョウホウ オ シュタイ ト スル シュウガクテキ チリョウ ガ ソウコウ シタ ジンウゲンパツ ショウサイボウガン ノ 1レイ

この論文をさがす

説明

腎盂原発小細胞癌は極めて稀で予後が悪く，初期治療後の平均生存期間は8カ月とされる．症例は78歳女性．慢性腎不全の経過観察中，無症候性肉眼的血尿を主訴に当科受診．右腎盂癌（cT2N0M0）の診断の下，右腎尿管全摘除を施行し，小細胞癌（pT3，ly1，v1）の病理組織診断を得た．術後2カ月目に，血液透析が導入され，5カ月目に，右副腎，大動静脈間リンパ節，右腰背部皮下に転移を認め，低用量化学放射線療法（Σ45Gy/25Fr/32d，シスプラチン10mg/dの2日間投与を計2回）と皮下腫瘤切除によりCRを得た．14カ月目に出現した右側腹部体壁筋内転移も低用量化学放射線療法（Σ40Gy/20Fr/29d，シスプラチン10mg/dの2日間投与を計2回）によりCRを得た．腎尿管全摘除から3年経つ現在，患者は癌なしで生存している．<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (22)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ