総排泄腔外反症に有棘細胞癌を合併した一例

書誌事項

タイトル別名
  • SQUAMOUS CELL CARCINOMA WITH CLOACAL EXSTROPHY: A CASE REPORT
  • 症例報告 総排泄腔外反症に有棘細胞癌を合併した一例
  • ショウレイ ホウコク ソウ ハイセツコウガイ ハン ショウ ニ ユウキョクサイボウガン オ ガッペイ シタ イチレイ

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説明

<p>41歳男性.総排泄腔外反症の既往あり.腹部破裂音とともに腹痛あり,近医受診.外反形成瘢痕部に疼痛,中央部に出血を伴う裂創,便付着を認め,同部の腸管皮膚瘻にて当科紹介.外反形成瘢痕部の腫瘍性病変に皮膚生検を施行し,有棘細胞癌の診断.画像検査にて腫瘍の回腸浸潤,右鼠径リンパ節腫脹を認めた.腫瘍切除術,小腸部分切除,腸管吻合,左前外側大腿有茎皮弁による腹壁再建,分層植皮術,右鼠径リンパ節生検を施行.病理組織学的検査ではリンパ節に腫瘍の増殖,浸潤,癌真珠を認め,腹部有棘細胞癌の転移に矛盾しない所見であった.皮弁の生着は良好で,退院となった.後日右鼠径リンパ節郭清予定である.</p>

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参考文献 (12)*注記

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