書誌事項
- タイトル別名
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- Acquired human prion diseases - the past and the present issues
- ヒト・プリオン病--感染症としての変遷と新たな課題
- ヒト プリオンビョウ カンセンショウ ト シテ ノ ヘンセン ト アラタ ナ カダイ
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抄録
プリオン病(伝達性海綿状脳症)は,生前の確定診断法・治療法が確立していない致死性神経変性疾患である.ヒトの場合,1)全体の8~9割を占める孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD),2)プリオン蛋白質の遺伝子変異による家族性プリオン病,3)病原体プリオンに汚染された医療用具,生物製剤あるいは食物を介した感染を原因とするプリオン病,が知られている.中枢神経系に蓄積する異常型プリオン蛋白質(PrPSc)は病原体と等価であると考えられており,感染型プリオン病患者に由来するPrPScのみならず,孤発性/家族性患者のPrPScも基本的に感染性をもつ.ウシ海綿状脳症(BSE)プリオンの経口摂取が原因の変異型CJD(vCJD)は1996年に英国で確認されて以来,世界で215名の患者が発生している(2009年9月現在,英国NCJDSUデータ).孤発性CJDと異なり,vCJDでは脾臓や扁桃にもPrPScが検出される.このことから,潜伏期のvCJD患者がドナーとなる輸血の安全性が以前から議論されていたが,輸血が原因と疑われる2次感染が英国で5例確認された.本稿では,感染症としてのプリオン病を再考察する.
収録刊行物
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- ウイルス
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ウイルス 59 (2), 155-166, 2009
日本ウイルス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680055570304
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- NII論文ID
- 130004470925
- 10026383353
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- NII書誌ID
- AN00018808
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXjsFyjtrs%3D
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- ISSN
- 18843433
- 00426857
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- NDL書誌ID
- 10543502
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- PubMed
- 20218324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可