書誌事項
- タイトル別名
-
- Preliminary model for simulation of groundwater flow and seawater/freshwater interface at coastal area of Horonobe, Hokkaido
- ホロノベ エンガンイキ ニ オケル チカスイ リュウドウ エンタンキョウカイ カイセキ ノ ショキ モデル コウチク
この論文をさがす
抄録
沿岸域の地下水が形成する塩淡境界は、地点によって多様な特徴を示す。よって、地下水流動解析でその形状を評価する場合、原位置データを取得しながら、解析結果との照合を繰り返す作業が求められるが、現実には困難である。本研究は、今後地球科学的知見が蓄積される幌延沿岸域で、地下水流動・塩淡境界解析のための初期モデルを構築し、海水準変動を考慮した試解析に基づいて、今後必要とされる調査項目の抽出を目的とした。試解析の結果、研究地の塩淡境界は、海水位が120m低下すると、深度約1000mの勇知層まで深部化する可能性があり、地下水サンプルを水質分析した結果の解釈には、海水準変動に伴う水質変化の履歴の評価が重要とした。幌延町は、沿岸域を対象とした地層処分基盤研究開発の対象地であり、数年内に深度1000mまでの水理地質構造が明らかになる。本研究の成果は、その時点で検証される。
収録刊行物
-
- 地下水学会誌
-
地下水学会誌 52 (4), 381-394, 2010
公益社団法人 日本地下水学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680057031168
-
- NII論文ID
- 10027719344
-
- NII書誌ID
- AN10088275
-
- ISSN
- 21855943
- 09134182
-
- NDL書誌ID
- 10931562
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可