肺癌の腫瘍マーカー

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タイトル別名
  • Tumor Marker in Primary Lung Cancer
  • ハイガン ノ シュヨウ マーカー

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説明

血清中腫瘍マーカーは簡便かつ経時的に測定できる非侵襲性のもので, 癌の補助診断として癌の存在スクリーニングや治療の効果判定などに広く利用されている. 小細胞癌ではNSEとproGRPが陽性率が高く臨床上有用である. 非小細胞肺癌におけるスクリーニングとしては, CEA, SCC, CYFRA21-1, SLX, CA19-9が主に用いられているが, 特に前者3種が有用であり, 77%の症例ではこのいずれかが陽性となる. 組織型別には, 腺癌でCEA, CYFRA21-1, 扁平上皮癌でCYFRA21-1, SCCの陽性率が高く, 有益と考えられている. 今回, 肺癌における腫瘍マーカーの臨床的な有用性と意義について概説する.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 26 (4), 473-479, 2004

    学校法人 産業医科大学

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