武蔵丘陵森林公園におけるヤマユリ(Lilium auratum Lindley)の生育と植生,林床植生管理及び光の関係

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships between growth condition of Lilium auratum Lindley, vegetation, forest floor management and light environment in Musashi-Kyuryo National Government Park.
  • ムサシ キュウリョウ シンリン コウエン ニ オケル ヤマユリ Lilium auratum Lindley ノ セイイク ト ショクセイ リンショウショクセイ カンリ オヨビ ヒカリ ノ カンケイ

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説明

2005~2006年に,埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園内の尾根部の樹林地において,ヤマユリの抽だい個体数,開花状態と,植生,林床植生管理及び光条件の関係を調べた。調査及び解析の結果,下草刈りが,ヤマユリの抽だい個体数,開花個体数,開花数を増加させる効果は,下草刈りの継続期間が2年では不十分であり,9年以上で確実な効果がみられた。2回/年,1回/年,0.4回/年の下草刈り頻度とヤマユリの生育状況の関係では,下草刈り頻度が高いほど,抽だい個体数,着花個体数,着花数の増加にもたらした効果は大きかった。また,林冠でのコナラ等の落葉広葉樹の優占は,アカマツ優占よりも林床へと到達する光を減らし,ヤマユリの生育を抑止する傾向があることが明らかになった。

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