埋立地の植栽林におけるキンラン (<I>Cephalanthera falcata</I> (Thunb.) Blume.) の野外播種試験法による繁殖の試み

書誌事項

タイトル別名
  • An attempt to reinforce an endangered orchid <I>Cephalanthera falcata</I> (Thunb.) Blume. in planted forests of reclaimed land by using <I>in situ</I> seed sowing techniques
  • 埋立地の植栽林におけるキンラン(Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume.)の野外播種試験法による繁殖の試み
  • ウメタテチ ノ ショクサイリン ニ オケル キンラン(Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume.)ノ ヤガイ ハシュ シケンホウ ニ ヨル ハンショク ノ ココロミ

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説明

キンランはコナラ二次林でみられる地生ランであるが,生育地の開発等によって個体数が減少し,絶滅危惧 II 類に指定されている。近年,埋立地のマテバシイ等の郷土種を用いた植栽林でも生育が確認されており,埋立地がキンランの生育域外保全地として利用できる可能性がある。埋立地にて野外播種試験法を用いてキンランを繁殖させる試みを行ったところ,キンランの生育の有無に関わらず,マテバシイやスダジイ,アラカシ等のブナ科の樹木の付近では種子が発芽することが確認された。約10ヶ月間で,胚が成長しプロトコームを形成するまでの過程が観察された。

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