書誌事項
- タイトル別名
-
- Geographic variation in adult body size and voltinism in the kleptoparasitic spider, Argyrodes kumadai (Araneae: Theridiidae)
- ヌスミ キセイシャ チリイソウロウグモ ニ オケル セイタイ サイズ ト セイカツカン ノ チリテキ ヘンイ
この論文をさがす
抄録
チリイソウロウグモは本州以南に広く分布し, 宿主利用が地域的に変化することが知られている.本研究では,発育可能期間の長さや宿主利用がチリイソウロウグモの生活史に与える影響を明らかにするため,房総半島,奄美大島,沖縄地方(久米島と沖縄本島)の緯度勾配に沿った3地域を対象に,成体サイズと生活環(年あたりの世代数)の違いを明らかにした.成体サイズは,奄美大島,沖縄地方,房総半島の順で大きかった.生活環については,体サイズと発育段階の季節推移から,南に行くほど世代数が増える傾向がみられた.つまり,房総半島では1化,奄美大島ではほぼ1化,沖縄地方では2化,ないしは多化性であると推測された.地域間で体サイズに違いが生じる理由は,発育可能期間や餌量,化性の違いを反映していると考えられた.
収録刊行物
-
- Acta Arachnologica
-
Acta Arachnologica 57 (1), 51-54, 2008
日本蜘蛛学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680060467968
-
- NII論文ID
- 10029666955
-
- NII書誌ID
- AN00000074
-
- ISSN
- 18807852
- 00015202
-
- NDL書誌ID
- 9618982
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可