書誌事項
- タイトル別名
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- Survey of Carbon Fiber Reinforced Plastic Orthoses and Occupational and Medical Problems Based on a Questionnaire Administered to Companies Involved in the Manufacture of Prosthetics and Orthotics
- カーボンセイ ソウグ ノ セイサク ジョウキョウ トクチョウ オヨビ セイサク ゲンバ デ ノ サンギョウ イガクテキ モンダイテン ギシ ソウグシ エ ノ アンケート チョウサ ヨリ
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抄録
近年, カーボン製装具が臨床に応用され始めているが, 全国的な製作状況や評価, 製作時の工夫や問題点など実態は明らかではない. カーボン製装具の現状を明らかにする目的で, 日本義肢協会加盟全社(310社)を対象に無記名による調査を行った. 232社から回答があり, 77社でカーボン製装具を取り扱っていた. 52社がカスタムメイドの経験があり, 155社は取り扱いがなかった. カスタムメイドの製作数は829本/5年間であり, 取り扱いや製作には地域差を認め, 1社あたり平均12本/5年間であった. カーボン製装具の利点として軽量, 適合が良い, 外観, 高強度があり, 欠点として高価, 高コスト, 黒色, 製作期間, 高い製作技術が指摘された. また, カーボン繊維の飛散, 掻痒感など健康への影響を懸念する声を認めた. カーボン製装具の全国的な普及には加工しやすい低価格のカーボン素材の開発, 製作技術の向上, カーボン繊維の産業医学的問題の検討も必要である.
収録刊行物
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- Journal of UOEH
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Journal of UOEH 33 (3), 231-236, 2011
学校法人 産業医科大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680060830592
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- NII論文ID
- 110008711323
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- NII書誌ID
- AN0009832X
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- ISSN
- 21872864
- 0387821X
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- NDL書誌ID
- 11225360
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可