毛烏素沙地における地下水面からの比高によるAgriphylum squarrosum(L.) Moq.(沙米)の分布の違い

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タイトル別名
  • Difference in distribution of Agriphylum squarrosum (L.) Moq. by relative elevation from groundwater level in Mu Us Desert.
  • ムウス サチ ニ オケル チカ スイメン カラ ノ ヒ コウ ニ ヨル Agriphylum squarrosum L Moq サベイ ノ ブンプ ノ チガイ

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抄録

中国内モンゴル自治区毛烏素沙地において,A. squarrosum の分布を調査し,地下水面からの比高と形態,現存量を比較した。A. squarrosum は,地下水面からの比高として108 cm から532 cm の間で生育した。500 cm を超えるプロットでは,ほぼ優占種となリ,地下水面からの比高が大きく植物への水分供給が難しく他の樹種が生育しにくい環境で群落を形成した。主根長の到達状況から地下水を利用している可能性はなく,乾砂層下の水分,結露水を利用していた。A. squarrosum の形状T/R 比は,地下部の長さから1.00 以下となり,現存量T/R 比は地上部の現存量の大きさから1.00 以上となった。A. squarrosum の現存量は,根元直径との関係で表せた。

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参考文献 (25)*注記

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